美しい姿勢の人に対してどのような印象がありますか? 「ハツラツとしている」「前向き」「明るい」「仕事が出来る」などでしょうか。では、逆は言わずもがなですよね。
エクササイズディレクターの筆者が、寝起きに実践するだけで、気持ちまでも前向きに変えてしまうストレッチをご紹介します。
■朝のストレッチで気持ち前向き
ストレッチで印象アップ
姿勢は気をつけていないと、どんどん悪くなってしまいます。理由は、加齢や運動不足などによる筋力低下、姿勢の悪さなどが考えられます。さらに大人になると、自分を守るための思考、社会的地位など、守り姿勢に入りがちになるために、胸を閉じ目線を下げる傾向があると言われています。守りも大事ですが、姿勢が悪いと印象が悪くなってしまうので、胸を開くストレッチでバランスを取りましょう。
身体をほぐしてリラックス
このストレッチは、胸を開くだけでなく、内臓も広げるので眠っていた身体が素早く目覚めます。肘を引き寄せる動作は、背中の僧帽筋付近の褐色脂肪細胞も刺激するため、代謝が上がり強ばりやすい身体も心もほぐしてくれます。 胸には愛情を司るポイントがあると言われているので、ゆっくり呼吸をしながら胸を開いて自分にも愛情を注いであげてください。「気持ちがいい」というのは、身体が喜んでいる声と思えば、ケアが楽しくなるはず。ぜひ、気持ちのいいことをたくさんして、魅力もぐんぐん上げて下さい。
期待出来る効果
首、肩コリの改善、便秘改善、二重あご、むくみ顔の解消、痩せやすい身体に近づく。
実践回数&期間
毎朝3分実践。
「朝ストレッチ」のやり方
1.座り姿勢から両手を腰の辺りで手のひらを合わせ、首を絡めお祈りの状態にします。肘は緩め、ゆっくりと両肘を背中で引き寄せ、胸やお腹を開きます。
2.さらに腕を伸ばし、体の前側を開き、脂肪が燃焼されやすくなる褐色脂肪細胞も刺激します。
3.ゆっくりと息を吸いながら、目線を天井方向に向け、吐く息とともに組んでいる手を後ろに押し出し、下顎も斜め上に押し上げます。この時、鎖骨と肩甲骨を耳から遠く離すイメージで肩を下げます。そのまま10呼吸ほど繰り返し、元の位置に戻りましょう。この動作を3回繰り返し、徐々に胸の開きを大きくしていきましょう。
いかがですか? 腕を伸ばしたら、両腕を左右に揺するなどして、ご自分の肩周りも楽にほぐれるようにアレンジなどしてみて下さい。
(株式会社ボディクエスト YOGAエクササイズディレクター 森和世
ボディクエストのエクササイズディレクターとしてワークアウト開発に携わると同時に、YOGAスタジオやスポーツクラブなどで指導にあたる。著書に「幸せ美人になるための5日間レッスン」など。)
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