私たちが毎日食べている食材の中には老化の一因といわれる活性酸素を除去する働きの強い食材や、有害金属のデトックスに最適な食材など、いわゆる「アンチエイジング」に高い効果を発揮すると考えられるものが存在します。
コスメや基礎代謝を上げる運動などの外側からのケアも大事ですが、食で身体の細胞をつくっていくことも大切です。つやプラ世代は、バランスのよい食事の中にこういったアンチエイジングフードを無理なく加えて、血液や細胞から老化しない身体作りをすることも有益な対策といえます。
そこで今回は、食べて−5歳を狙える身近なアンチエイジングフードを5つご紹介します。長く続けることで還元されるメリットも大きくなりますので、毎日少しずつとりいれたいですね。
■身近なアンチエイジングフード5選
くるみ
くるみはナッツ類には珍しくオメガ3脂肪酸であるαリノレン酸(ALA)を含みます。皮膚のしわやたるみを予防するなどアンチエイジング効果があると考えられているオメガ3脂肪酸。1日の推奨量は1.6-2.4gだといわれています。ひとつかみのくるみで一日の摂取量に十分なオメガ3脂肪酸をとることができるため、身近なアンチエイジングフードといえるでしょう。
鮭
鮭に含まれるアスタキサンチンは、紫外線によって発生する一重項酸素に対して絶大な抗酸化パワーを発揮します。コラーゲンの変化を防ぎ、シワの抑制に効果があるとも考えられているので、外食など二者択一でメインを選ぶときはお肉好きでも3回に1度は鮭にするようにするといいですね。
トマト
紫外線で発生した活性酸素によるシワは深くなり、潤いだけでは防げなくなるのだそうです。トマトに含まれるリコピンは抗酸化作用が高く、メラニン生成を抑制することがわかっています。リコピンは体内ではつくりだすことができないため、食事からとる必要があります。しかし、体内に蓄積できるリコピン量は人によって最大量が決まっています。蓄えておくことができないので、毎日の食事で少しずつとるのが◎!
ブロッコリースプラウト
「GGOBE」という言葉を知っていますか? 米国のラッセル・ジャフィ医師が考案した言葉で、有害金属を吸着して排出する働きのある成分を含む「ガーリック(ニンニク)・ジンジャー(ショウガ)・オニオン(タマネギ)・ブロッコリースプラウト・エッグ(卵)」の頭文字をとったものをさします。体内毒素は生活習慣病や老化の要因といわれる「活性酸素」を発生させるため、これらを取り除くことは新陳代謝を活性化させ、ダイエットや美肌に有益なのだとか。ブロッコリースプラウトは活性酸素を除去する働きが強くデトックスにも◎! 洗ってすぐに食べられるので意識して食べたい食材でもありますね。
ブルーベリー
ブルーベリーの特徴として、活性酸素を除去する抗酸化作用の強いデルフィニジンやシアニジンが多く含まれているということが挙げられます。若返りのビタミンとの別名をもつビタミンEも豊富に含まれているのでアンチエイジングフードとして朝食のヨーグルトにプラスしてみては?
身近な食材ばかりですので1日に1度は食べるようにしたいですね。
(ベジ活アドバイザー/一般社団法人食べてキレイになる協会 理事・生井 理恵)
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【参考】
※加齢による健康問題におけるくるみの効果を探る最新研究 – カリフォルニアくるみ協会
※オメガ3 – わかさ生活
※コラーゲンを守るアスタキサンチン – 富士フイルム
※「肌の老化対策」 – カゴメ
※スルフォラファンとは? – 村上農園
※ブルーベリー – わかさ生活
※「日経ヘルス2017年5月号」(2017年)日経BPマーケティング