サツマイモの美味しい季節になりましたね。蒸かしても焼いても美味しいサツマイモ。糖質の多いイメージがありますが、食物繊維も豊富なため、糖の吸収が穏やかなイモ類です。
さらに、アンチエイジングに欠かせないビタミンCやポリフェノールも含まれた優れもの! アンチエイジングに役立つサツマイモの食べ方と、選び方をご紹介します。
■サツマイモがアンチエイジング食材な理由3つ
(1)ビタミンCがリンゴの5倍
加熱に弱く、フレッシュな野菜や果物に多く含まれると思われがちなビタミンCですが、サツマイモのビタミンC含有量はリンゴの5倍!
しかもサツマイモのビタミンCは、デンプンに包まれているため加熱に強く、調理しても壊れにくいのが特徴です。焼いても蒸かしても、ビタミンCの含有量は生の状態とさほど変わらないのだそうです。
(2)食物繊維が豊富
サツマイモは、食物繊維が豊富なことでも有名ですね。サツマイモに含まれる食物繊維は、不溶性食物繊維が多いため、腸内で水分を含んで数十倍にふくらみ、便のカサを増してスムーズな排出をうながします。
ですから、小食で便秘がちな方におすすめの食材です。ただしお腹にガスが溜まりやすく、お腹がハリやすい方は食べ過ぎに注意しましょう。
(3)抗酸化がトップクラス
サツマイモは他のイモ類と比べ、ビタミンC、β-カロテン、ビタミンEなどの含有量が高く、抗酸化力がトップクラスのアンチエイジングなイモ類です。
■アンチエイジングのためのサツマイモの選び方・食べ方
「紫芋」を選べば抗酸化力アップ
抗酸化力の強いサツマイモですが、さらにアンチエイジングに力を入れたいなら紫芋を選びましょう。他のサツマイモの約10倍の抗酸化力があるとわかっています。
「蒸して」食べればβ-カロテンも減らない
ビタミンCの含有量は、焼いても蒸してもさほど変わりませんが、β-カロテンは焼くことで減ってしまいます。サツマイモは蒸かすが正解!
寒さが増すごとに甘味が増して美味しくなるサツマイモ。毎日の食生活に取り入れて、「食べてキレイ」を実践したいですね。
(美養フードクリエイター・中医薬膳師 岩田まなみ)
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【参考】
※成分情報 さつまいも – わかさ生活
※サツマイモの栄養機能成分と焼き芋の美味しい焼き方理論 – 日本いも類研究会
※有色サツマイモのDPPHラジカル消去能とORAC(活性酸素吸収能) – 日本食品科学工学会誌