年末年始のお休みで気になるのは、体重の増加です! 1年の内で一番ごちそうが続くうえ、寒さから運動不足にもなりがちというダブルパンチで、お正月明けには毎年焦ってしまう方も多いでしょう。
冬太りは、少しの工夫で避けられます。この冬は、楽に体重管理をしてみませんか? もちろん美味しい食べ物も楽しみながらです。冬太りを制するための基本の考え方と、守りたい「5つの心得」をご紹介します。
■太らないためには代謝のアップがマスト
冬に限ったことではありませんが、太らないためには基礎代謝量をアップさせることが欠かせません。そのためには、身体を冷やさない食べ方をすることが基本です。
暖房のきいた部屋では、冷たいものが美味しく感じられますが、これは冬太りを招くようなものなので避けましょう。
余計な脂質は避け、食物酵素をたっぷりとる
寒い季節は、油を含んだ食べ物を欲する傾向があるので気をつけたいものです。また、太らないためには食物酵素をたっぷりとって、代謝を上げることが大切です。
そのためにも、自分の中で飲食のルールを決めておくことが必要です。
■冬太りを制す、5つの心得
年末年始、これだけは気をつけたい、5つの心得をご紹介します。
(1)鍋料理のスープとシメは我慢
鍋料理は野菜がたっぷりとれることから、ヘルシーなイメージがあります。ですが、気を付けないと太る元に。
その原因は、スープをたくさん飲むことにあります。肉や魚などの脂肪分を含んだ食材を使うと、スープにはその脂肪がたっぷり溶け込みます。美味しいですが飲むのは控えめにしましょう。
もちろんそのスープと炭水化物を使った「シメ」は我慢してください。
(2)スイーツは「おしるこ」がおすすめ
暖房のきいた部屋でいただくアイスクリームやプリン、ゼリーは美味しいものですが、冷たいスイーツは身体を冷やし、代謝を下げます。
甘いものが食べたいなら、冬は「おしるこ」がおすすめです。
脂肪分を含まず低カロリーであるうえ、小豆はむくみをとってくれる食材。温かいので、身体も芯からほかほかにしてくれる、優秀なスイーツです。
(3)おせち料理は「なますファースト」
年末年始の料理は、生でいただける野菜が少なくなるため、代謝を上げる食物酵素が不足気味になります。
そんなときの強い味方が、大根、ニンジンをたっぷり生で食べられる、おせち料理の「なます」です。
なますは前菜と考えて、食事の一番始めに食べましょう。食物酵素を補給してからなら、少々食べ過ぎても影響が小さくてすみます。
(4)「こたつでみかん」はほどほどに
みかんは、ビタミンCも食物酵素も摂取できる冬の美容食です。
しかし、みかんは1個あたり約40kcal、糖質は10g程度あります。何個も食べると、カロリーも糖質も摂取オーバーになるので、1日2~3個までと決めておきましょう。
(5)お酒を飲むなら「ホット」で
年末年始は、お酒を飲む機会が増えるものです。
お酒が太る原因になるのは、カロリー量だけではなく、冷たいものを飲んで身体が冷えることにもあります。
お酒を飲むなら、温かいお酒を選びましょう。焼酎やウイスキーはお湯割りに、日本酒は熱燗に。ワインはホットワインがおすすめです。
また、温かいお酒は飲むのに時間がかかるため、摂取量が減ってさらに太りにくくなります。
コートという「隠れ蓑」がある冬は、どうしても体重管理が甘くなりがちです。体重管理は、体調管理でもあります。上手に節制して、この冬も軽やかな身体をキープしましょう!
(ウエルネス&ビューティーライター ユウコ
「脂肪燃焼ダイエット」「ハッピーラッキー美人の秘密2」など、これまで4冊の自著を刊行。食、メンタルケアなどを通じて生活と人生の質を高めるメソッドについて、多方面にて執筆中。ブログも毎日更新中。)
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