美腸作りや体調管理のために、発酵食品である「ヨーグルト」をとるようにしているという人も多いですよね。そのまま食べても美味しいですがドレッシングや和え衣にして野菜と組み合わせると、野菜の食物繊維との相乗効果でさらに健康効果UPが狙えます。
ベジ活アドバイザーの筆者が、相性抜群な野菜とヨーグルトとの美味しい組み合わせを2つご紹介します。
■メリットしかない!?「ヨーグルト+野菜」の組み合わせ
美肌&美腸作りのほか、健康管理にも役立つとされる「善玉菌」を増やす方法が2つあると考えられています。
(1)プロバイオティクス
1つは、ヨーグルトなどの発酵食品から身体に有用な働きをもたらす生きた善玉菌の「プロバイオティクス」をとることです。生きた状態で大腸まで到達しないと意味がないといわれる善玉菌ですが、死んでしまっても善玉菌の身体を作るなど有効な生理機能が期待できるのだそうです。
腸に住みつくことはないといわれているので、毎日とることを習慣にしたいですね。
(2)プレバイオティクス
2つ目が、腸内にもともとある善玉菌を増やす働きのある「プレバイオティクス」をとる方法です。
成分としては野菜や果物、豆類に多く含まれている食物繊維やオリゴ糖が該当します。こちらも毎日とるのを習慣化したいですね。
発酵食品と食物繊維、オリゴ糖の組み合わせは腸内環境を整えるベストな組み合わせといわれています。ゆるく長く続けていける健康習慣の1つとして実践されてみてはいかがでしょうか。
■美味しいヨーグルトと秋野菜の組み合わせ
ジャガイモやキノコと相性抜群「ヨーグルトの和え衣」
ヨーグルトのクリーミーさは、淡泊なジャガイモやキノコと相性抜群です。ヨーグルトの和え衣を、茹でたり蒸したりして下処理した野菜やエリンギ、マイタケなどのキノコ類にからめていただくと美味しいですよ。
ジャガイモやキノコ類のほか、長芋やゴボウなどの根菜も相性の良い野菜です。秋のホットサラダにしてみてはいかがでしょうか。
レシピ
・醤油 小さじ2
・ヨーグルト、マヨネーズ 各大さじ2
葉野菜との相性◎ザジキ風ドレッシング
世界にはヨーグルトを使った料理がたくさんあります。ギリシャ料理の「ザジキ」もその1つ。コクのあるヨーグルトと野菜がからんでとても美味しいです。
本場ではキュウリと一緒にディップとして提供されることが多いですが、サラダ用の新鮮なコマツナやスライスしたタマネギとあわせてサラダのドレッシングとしていただいても美味しいですよ。
レシピ
・ギリシャヨーグルト 200g(水切りヨーグルトでもOK)
・オリーブオイル 大さじ1
・塩 小さじ4分の1〜2分の1(お好みで)
・すりおろしニンニク、レモン汁 各小さじ2分の1
・ディル(みじん切りにする) 適宜
いかがでしたか? デザートのイメージが強いヨーグルトですが、野菜とあわせることで立派なおかずにもなります。毎日、少しずつの健康習慣をゆるく長くつづけていきたいですね。
(ベジ活アドバイザー 生井理恵
「食べてキレイになる料理教室」主宰。食べて美人になるレシピには定評があり、企業へのレシピ提供・商品監修を多数手掛ける他、講演やセミナーも精力的にこなす。著書に「ママとキッズの楽しいベジ活」がある。)
【関連記事】
・朝の飲み物で体調を整える!薬膳的「目覚めの一杯の選び方」
・5分で完成!美肌とダイエットに役立つデトックスウォーター
・食物繊維が2倍に!?栄養を逃さない「フルーツの切り方」
・老け見えの原因は顔色?パッと顔色を良くする裏技&レシピ
【参考】
※腸内細菌と健康 – e-ヘルスネット