薄着の季節になってくると気になるのが、背中のハミ出し肉ですね。せっかくのおしゃれなトップスも、ぽっこりとお肉が乗っかっては台無しです。
体型改善の専門家であるパーソナルトレーナーの筆者が、背中のハミ肉を解消するためのストレッチをご紹介します。
■背中の筋肉が固くなると代謝ダウン
普段から背中の筋肉を動かしていますか? デスクワークが多いと、背中周りの筋肉をあまり動かしません。筋肉を動かさないことで、筋肉がガチガチに固まってしまいます。
それをそのまま放っておくと、背中の筋肉がおとろえて、代謝が下がってしまいます。
■代謝が下がると脂肪とむくみが目立つように
背中の筋肉がおとろえ、代謝が下がると、ハミ肉が目立つようになります。なぜなら、脂肪とむくみが目立つようになるからです。
筋肉がおとろえると、同じ体重でも脂肪が目立つ
「特に体重は変わっていないけれど、ハミ肉やたるみが目立つ」のは、その部位の筋肉がへった分、脂肪がついたからです。
脂肪は筋肉と比較して20%程度サイズが大きく、体重が変わらなくても、脂肪が増えると身体のたるみは目立ち、サイズは大きくなります。
筋肉がおとろえると、むくみやすくなる
さらに、筋肉がおとろえるとその部位の血流が悪くなり、代謝も悪くなってしまいます。するとその部位に対してむくみがたまり、さらにハミ肉が大きくなってしまうのです。
ですから、ハミ肉を解消したければ、背中の筋肉の柔軟性を上げて動かし、おとろえを防がなければいけません。
■広背筋をストレッチ
背中のハミ肉に大きく影響するのが、広背筋です。
広背筋とは、背中の筋肉の中で最も大きな筋肉で、背骨から脇を通って二の腕に付着しています。
主に引っ張る動作をする筋肉ですが、日常生活ではあまり十分に動かす機会はありません。ですから広背筋がおとろえることで背中の代謝低下が起こり、ハミ肉につながってしまうのです。
■広背筋ストレッチの方法
背中のハミ肉を減らすために役立つ、広背筋のストレッチの仕方をお伝えします。
(1)左腕を上げて肘を曲げます。
(2)右手で左手首をつかみます。
(3)身体を右側にたおします。この時、右手で左手首を軽く引きます。
(4)30秒間キープします。
(5)反対側も同様に行います。
背中は非常に年齢を感じさせるところです。その分、スッキリしていれば、それだけ若くみられる部分でもあります。毎日のストレッチのルーティーンに背中のストレッチをとりいれて、スッキリとした背中を作りましょう!
(パーソナルトレーナー 藤本 千晶)
【関連記事】
・骨盤底筋群を鍛えてお腹ヤセ!40・50代がやるべきエクサ
・痩せやすい身体に!柔軟性を高める「骨盤まわりストレッチ」
・老けは後ろ姿に現れる!1分でできる美背中エクササイズ
・1分で下腹の肉も膝肉もスッキリさせる美腹エクサ