身近な発酵食品でそのまま食べても美味しい「キムチ」は、代謝を高め脂肪燃焼を助ける働きのある“カプサイシン”を含みます。そんなキムチをそのまま食べてもダイエットの手助けになりますが、組み合わせることでダイエット効果をさらに高める食材があります。
ベジ活アドバイザーの筆者が、ダイエットに役立つキムチに合わせたい食材を5つご紹介します。
■ダイエットに役立つキムチに合わせたい食材5つ
(1)豆腐
しっかりとした味のキムチは、淡泊な豆腐とよく合います。冷奴の上にちょい足ししたり、ニラやネギなどと一緒にお鍋に入れてスンドゥブチゲ風にしたりと、色々な組み合わせを楽しみましょう。
「タンパク質」が多く含まれている豆腐と組み合わせることで、筋肉の保持に役立ちます。脂肪燃焼や冷えとりに役立つ「カプサイシン」との相乗効果も期待できますね。
筋力が低下する40代・50代は、野菜だけではなくタンパク質もしっかりととるようにすることがダイエットを成功させるコツです。
(2)アボカド
意外性のある組み合わせですが、アボカドとキムチは相性がよいので美味しくいただくことができます。キムチにしっかりと味がついているので余計な味付けも不要です。
アボカドは「食物繊維」の含有量も多く、腸活にもおすすめの食材です。食物繊維は、腸内細菌がつくる「短鎖脂肪酸」の増加に役立ちます。短鎖脂肪酸は、満腹感を高めて肥満の抑制に関与するので、毎日の食事でしっかりと食物繊維を補うようにするとよいですね。
(3)納豆
メリットが高い発酵食品同士の組み合わせです。腸内はさまざまな菌がいることが望ましいといわれています。キムチは「乳酸菌」、納豆は「納豆菌」と、一緒に食べることで異なる2つの菌を手軽にとることができます。
発酵食品は善玉菌を増やし、腸内環境を整える役割もあります。ダイエット中にありがちな便秘改善の手助けにもなるでしょう。
(4)豚肉
キムチと相性がよく簡単な料理に“豚キムチ”があります。
豚肉に多く含まれる「ビタミンB1」は糖質を効率よくエネルギーに変換させるために大切な成分です。キムチの「カプサイシン」と組み合わせることで、スタミナを維持したままエネルギーの代謝に役立つでしょう。
(5)かつお
かつお(刺身用)は「鉄分」豊富な食材です。
ダイエット中は鉄分が不足しやすいといわれています。身体に鉄分が不足して酸素が十分にまわらなくなると、基礎代謝の低下につながります。かつおとキムチを一緒に食べることで、代謝を高めて痩せやすい身体作りが期待できるでしょう。
また、キムチに含まれる「ビタミンC」は鉄分の吸収を高めます。一緒に食べるとよいことづくめですね。
キムチと食べることでダイエット効果を高める食材を5つご紹介しました。どれもスーパーで手軽に買えるものばかりですので、ぜひダイエット中は上記の食材を組み合わせてみてください。
(ベジ活アドバイザー 生井 理恵)
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【参考】
※キムチ豆知識 – カネシマ
※肥満の原因とは?肥満の人は「ある腸内細菌」が少ない – NHK
※朝食でタンパク質を摂ると筋肉を増やせる 筋肉が低下した人は「体内時計」に合わせた食事タイミングを – 糖尿病ネットワーク
※腸内細菌と健康 – e-ヘルスネット
※ビタミンB1 – わかさ生活
※カプサイシン – わかさ生活