年齢不詳な女性の大きなポイントは、姿勢です。逆に、若い人でも姿勢が悪いと、「意外と若かったんだ」という印象になります。
YOGAエクササイズディレクターの筆者が、見た目の印象がぐっと変わる姿勢や立ち方をご紹介します。
■年齢不詳な女性になる「美姿勢」を確認
まずは、普段私たちが無意識にしている姿勢を確認しましょう。
一番多いのが、腰が後ろに下がって(骨盤後傾)肩が内側に入り、あごが前に突き出た猫背姿勢。
「姿勢をよくして!」と注意されると、写真のように胸を引き上げてあごはグッと引いた状態になってしまうでしょう。
これを解消するには、胸の下のあばらを両手で左右から挟み、お腹を腰に引き寄せておへそを正面に向けなおします。
そして、肩と耳を近づけて肩を外側にまわし、両腕が太もも横にくるように姿勢を整えます。正しい姿勢は、外くるぶし→膝横→大転子(太もも横の出っ張った骨)→肩→耳たぶのラインが一直線になります。
さらにしっかり姿勢を確認したい人は、壁を使いましょう。壁を背にして立ち、両かかと→仙骨(お尻の割れ目の上あたり)→肩甲骨→後頭部が壁につき、腰と壁の間に手のひら一枚分の隙間がある状態が正しい姿勢です。
■美しい姿勢に導く「背骨しなやかストレッチ」
ご紹介するストレッチは、とてもシンプルゆえにむずかしいです。
それは、ストレッチ中に動かしやすい部位(例えば、首や骨盤)は動かしす過ぎる傾向にあり、動きにくいあばら(特に胸の裏側)はフラットのままというパターンが多いため。
ですので、首の付け根からお尻の付け根の尾てい骨を、1本づつ丁寧に動かす意識を忘れないようにしてください。
頭蓋骨付け根から肩までの頸椎という骨は7本あり、肩から腰までの胸椎は12本、腰から仙骨という腰椎は5本、合計24本の骨を動かす意識です。
「どの部位が動かしにくいのか」「どの部位が動き過ぎてしまうのか」を確認してみてくださいね。
期待できる効果
・肩こり、背中の疲れ、腰痛、むくみ、冷えを解消して、動きやすい身体に導く
実践回数&期間
毎朝・晩にできる範囲で実践すると、必ずボディラインが変化するはずです。
「背骨しなやかストレッチ」のやり方
(1)手首の真上に肩、膝の真上に脚の付け根がくるように、四つん這いのポジションを取ります。この時も正しい姿勢(肩甲骨や仙骨が見えない壁についているか)を意識しましょう。
(2)そのまま、吐く息と共にお腹をえぐるようなイメージで背中を丸めます。
(3)吸う息と共に目線、尾てい骨を天井方向に向けて背中を反ります。そのまま動作を繰り返します。
しなやかな背骨があってこそ、正しい姿勢をとることができます。そして、お腹を腰に引き寄せドローイングすれば、年齢不詳の美しいボディランを維持できます。ぜひ、立った時や座った時も美姿勢を意識してみてください。
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(株式会社ボディクエスト YOGAエクササイズディレクター 森 和世)
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