ダイエットを一生懸命頑張ってもなかなか細くならないのが、太ももやふくらはぎなどの脚全体です。なぜでしょうか？
実は、むやみに体重を落としても筋トレをしても、なかなか脚は細くはならないのです。
女性の体型改善専門パーソナルトレーナーの筆者が、脚痩せに大切なポイントを解説し、効果的なエクササイズをご紹介します。
■脚痩せに重要なのは「ふくらはぎ」
脚全体を痩せさせるために大切なのは、実は「ふくらはぎ」です。
脚が太くなってしまう原因には、脂肪のほかにむくみがあります。
体の水分は重力によって下半身に集中します。
夕方には足がパンパンにむくんで、靴がきつく感じる人が多いでしょう。このとき足と同時に、太もも・ふくらはぎにも同じようなことが起こっているのです。
余計な水分によって、太もも・ふくらはぎ・足など、下半身が太くなってしまうのです。
ふくらはぎの筋肉は、伸び縮みすることで下半身にたまったむくみを上半身に押し戻し、体全体のめぐりをよくします。その重要性から「第二の心臓」と呼ばれるほどです。
しかし、座りっぱなしでいたり、ヒールを履いている時間が長かったりすると、ふくらはぎの筋肉は縮こまった状態になり、むくみ改善のために十分に働いてくれません。
ですから、日々ふくらはぎの筋肉をしっかりと伸ばす必要があるのです。
■細く美しい脚をつくる！むくみを改善するふくらはぎエクサ
ふくらはぎの筋肉を大きく伸び縮みさせ、脚全体のむくみを改善する「ふくらはぎエクササイズ」をご紹介します。
（1）四つんばいになり、口から息を吐き、腰を軽く丸めます。
（2）続いて、鼻から息を軽く吸って、膝を伸ばします。手の平とつま先でからだを支えます。
（3）（2）の体勢から、一歩ずつつま先を手に近づけてきます。口から息を吐きながら、お尻をだんだん高く上げていきましょう。
膝はできるだけ伸ばしたまま行うように注意しましょう。
お尻が上がったら、手もちょっと足に近づけていきます。
（4）かかとが床に触れるところまで足を手に近づけ、体を起こしたら、3回呼吸を繰り返しましょう。呼吸は鼻から吸い、口から吐きます。
そうすると、ふくらはぎにストレッチ感が感じられるでしょう。
脚痩せするためには脂肪と筋肉にばかり意識がいきがちですが、実はむくみ対策もとても大切です。ふくらはぎの筋肉をしっかりと機能させて、美しいレッグラインをつくりあげましょう。
（パーソナルトレーナー 藤本 千晶）
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