忙しい朝でも、おいしく楽しく健やかな身体のために旬の食材パワーを活用しましょう。
秋のエイジングケア、インナーケアを叶える朝ご飯レシピを3つご紹介します。
■秋の「エイジングケア、インナーケアを叶える朝ご飯レシピ」3選
(1)エイジングケアに!「いちじくハニートースト」
インナービューティーポイント
秋を代表する果物といえば「イチジク」です。
イチジクには、美腸作りに欠かせない食物繊維「ペクチン」や、「タンパク質分解酵素」が豊富です。エイジングケアに欠かせない「ビタミンE」や、むくみ予防をサポートする「カリウム」など、女性に嬉しい栄養が豊富です。
「カルシウム」や「たんぱく質」が豊富なクリームチーズは、イチジクとの相性抜群です。はちみつを合わせれば免疫力アップも期待できます。
材料(作りやすい分量)
・食パン 1枚
・イチジク 1個
・クリームチーズ 15g
・はちみつ(アガベシロップやメープルシロップでもOK) 小さじ1
作り方
食パンを好みの焼き加減にトーストし、クリームチーズと輪切りにしたイチジクを並べます。はちみつを回しかければ完成です。お好みで砕いたクルミをトッピングしても美味しいですよ。
※イチジクは焼かずに生のまま食べることで、熱に弱い酵素の作用を生かせます。
(2)シミ予防・エイジングケアに!「柿とクコの実のトースト」
インナービューティーポイント
これから旬の柿は、「ビタミンC」をみかん以上に含みます。美肌作りに欠かせない食材です。免疫力アップにも欠かせません。
スーパーフードのクコの実も、「食物繊維」や「ビタミンC」「β-カロテン」など、抗酸化作用の高い栄養素が豊富です。殺菌作用の高いはちみつとあわせて、美肌作り・免疫力アップ・エイジングケアを目指せるトーストレシピとなっております。
材料(作りやすい分量)
・柿 1/2個
・クコの実 10粒
・はちみつ 大さじ1
作り方
食パンを好みの焼き加減にトーストし、粗く刻んだ柿とくこの実を並べます。はちみつを回しかければ完成です。
(3)疲労回復・代謝アップ・カルシウム補給に!「まいたけとじゃこのトースト」
インナービューティーポイント
「食物繊維」が豊富な旬のキノコは、美腸作りの強い味方です。キノコには疲労物質「乳酸」や、糖質・脂質の代謝をサポートする「ビタミンB群」が豊富です。
また、カルシウムの吸収をサポートする「ビタミンD」もたっぷり含まれています。「カルシウム」が豊富なちりめんじゃこやチーズと合わせることで、不足しがちなカルシウムもしっかり補給できるトーストレシピです。
材料(作りやすい分量)
・食パン 1枚
・まいたけ 適量(食パンに重ならないように広げられるくらいの量)
・ちりめんじゃこ 大さじ1
・ピザ用チーズ 大さじ2
作り方
食パンに食べやすい大きさに切ったまいたけを重ならないように広げ、その上にちりめんじゃことピザ用チーズを広げます。トースターで約3分、チーズが溶けるまで焼いたら完成です。
忙しい朝でも5分で作れる簡単トーストレシピをご紹介しました。生ハムやサラミ、スモークサーモンを加えれば、ワインのおつまみにもなります。おいしく楽しく、ときめくレシピで身体の中からエイジングケアを叶えましょう。
(インナービューティー料理研究家 フードコーディネーター 國塩亜矢子)
【関連記事】
・生理の憂鬱を和らげる!薬膳的「生理中のおやつの選び方」
・パンとコーヒーで体が冷える?「薬膳的」にNGな朝食とは?
・痩せ体質になる飲み物は?ダイエット中に飲みたいお茶3選
・食物繊維が2倍に!?栄養を逃さない「フルーツの切り方」
【参考】
※吉田企世子・松田早苗/監修(2016年)『あたらしい栄養学』高橋書店
※上西一弘/著(2016年)『栄養素の通になる』女子栄養大学出版部
※板木利隆/監修(2008年)『からだにおいしい 野菜の便利帳』高橋書店
※吉田企世子/監修(2016年)『旬の野菜の栄養辞典』エクスナレッジ
※蒲生桂子/監修(2010年)『美肌美人栄養学』エクスナレッジ
※三輪正幸/監修(2012年)『からだにおいしい フルーツの便利帳』高橋書店
※伊達友美/著(2010年)『食べる美女肌セラピー』エクスナレッジ
※田中敬一・原田都夫・間苧谷徹/著(2016年)『科学的データでわかる 果物の新常識』誠文堂新光社
※斎藤糧三/監修(2016年)『スーパーフード事典 BEST50』主婦の友社