毎年、日本の夏は蒸し暑さが増しているように感じます。そんな蒸し暑い夏に気をつけていただきたいのが、「夏太り」です。
蒸し暑くて食欲があまりないという日もあると思いますが、夏に太ってしまう人もいらっしゃるでしょう。
フィットネス美トレーナーの筆者が、夏太りを招く生活習慣についてお伝えします。
■「夏太り」するのはなぜ?
夏は、1年のなかで一番汗をかきやすい季節です。蒸し暑くて食欲もわかず、一般的には「夏は痩せる」というイメージだと思いますが、夏の生活習慣によっては、かえって夏に「夏太り」をしてしまう場合もあります。
そんな、「夏太り」になる要因をお伝えします。
「基礎代謝」と「身体活動量」の関係
人間の体温は1年を通して36~37度が平均です。
身体の体温と外の気温の温度差が高い方が、カロリーの消費量や基礎代謝量が増えやすいです。なので、寒い冬に比べたら夏は身体のなかで熱を産生する必要がないので、冬よりは基礎代謝が低くなる傾向があります。
水道水で例えると、冬の冷たい水道水を温めるためには電子レンジで2分ほど加熱しないといけませんが、真夏の水道水は電子レンジで1分ほど加熱すれば温かくなります。このようなイメージです。
蒸し暑さにより運動量が減る
蒸し暑い夏は、汗によるメイク崩れや会社に行くまでに汗をたくさんかかないように、バスや車移動をしてはいませんか? 暑いので、冷房の効いた室内で過ごすことも増えていると思います。
なので、冬と比べたら運動量が減っている場合があります。
夏の定番食メニューに要注意
夏は、なるべく火を使わずにできる簡単な調理をしたいですよね。さっぱりとしていて冷たい「そうめん」や「冷麺」「冷やし中華」などを食べたくなると思います。それに加え、デザートにアイスを楽しむ人も多いでしょう。
職場から帰宅して、まずは冷たいビールを飲むという人もいると思いますが、ビールはご飯1膳とほぼ同じカロリーです。暑い夏のビールはたくさん飲んでしまいますよね。3杯飲んだら約600キロカロリーになってしまいます。
こういった食生活では、どうしても「糖質」が多くなってしまいがちです。麺類はカロリーも高いので要注意です。バランスの良い食事を心がけましょう。
■「夏太り」しないために
朝の適度な運動は痩せやすい身体を作る
蒸し暑くてなかなか運動する気が起きないと思いますが、適度な運動はとても大切です。
昼間に運動すると蒸し暑く体調を崩す場合もあるので、朝の涼しい時間に運動をするように心がけましょう。朝に無理のない範囲で身体を動かすことで体内の代謝が上がると、脂肪燃焼効果も高まりやすくなります。
アメリカでは、朝、仕事に行く前にジムに行く人が多く、朝の5時〜7時の時間帯は混んでいることが多いです。朝に身体を動かし、シャワーを浴びてスッキリとしてから仕事に行きます。
朝から頑張りすぎる必要はありません。ヨガやウォーキングなどでも、身体の働きが活発になります。
夏こそ身体を冷やさない
冷房や冷たいもののとりすぎで、夏は意外と身体が冷えています。夏のバスタイムはシャワーだけですませてしまうという人も多いかもしれませんが、ぬるめのお湯(38~39度)にしっかりとつかってリラックスしましょう。
夏用の入浴剤やバスソルト、お気に入りのアロマオイルをお湯に入れてリラックスするのもおすすめです。
夜に激しい運動はNG!早寝早起きを
冷房のタイマー機能を活用して眠ると、タイマーが切れる時間に蒸し暑くて起きてしまう人も多いと思います。その後に寝つけなかったりすると睡眠の質も下がってしまうので、冷房のタイマー機能は使用せず、温度や風量に気をつけて一晩中かけてしっかりと睡眠をとりましょう。
早寝早起きは自律神経のバランスを整えます。筆者は、夫の仕事の関係もあり朝4時に起床し、夜9時に就寝しています。
昔は夜にダンスのレッスン指導をしていましたが、夜に激しい運動をしてしまうと自律神経の影響で心身が興奮状態になり、かえって眠れなくなっていました。
冷たい飲み物をとりすぎない
冷たい飲み物は、身体を冷やす原因につながってしまいます。水を飲むならば、暑い夏でもできるだけ常温で飲むようにしましょう。
お持ち帰りや外食の時の飲み物は氷抜きにしてもらったり、冷たいペットボトル飲料は少し常温に戻してから飲むようにしたりと、ちょっとした工夫をするだけでも違うので、ぜひ試してみてください。
「夏太り」は、夏についやってしまいがちな生活習慣を気をつけることで対策ができます。健康の要素は、「運動」「栄養」「休養」です。適度な朝の運動やバランスのとれた食生活、ストレスをためない暮らしをして美ボディをキープしましょう。
(フィットネス美トレーナー MIKA)
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