お家時間が長くなり、夜の時間をもて余してしまうという人も多いかもしれません。延べ3000人を支援してきたキャリアカウンセラーでミニマムリッチコンサルタントの筆者が、夜の空いた時間を有意義に使っている人の事例をご紹介します。

■「wish リスト」を書いてみる

「今すぐには無理でも、近い将来やりたいこと」を書いていきます。書くことで脳にインプットされ、実現しやすくなります。

小さなことから大きなことまで、まずは20個ほど書き出します。意外と20個も思いつかないという方も多いのですが、「もう、ない」と思ってから思い浮かぶものは潜在意識に眠っていた本音であることも多いのです。

■見逃した名作映画や小説を読む

見逃した名作映画やシリーズもの、小説の上下巻など、これまで時間がないと諦めていたものに挑戦してみましょう。

また、テーマを決めてそれにまつわるものをリストアップしていくと、視野も広がり深掘りすることもできます。その結果、さらに興味が沸いて夢中になれる時間を過ごせるとのことでした。

■楽器を始める

ウクレレや電子ピアノなどの楽器を始めたという人は、少しずつ上達させていくことで「前に進んでいる」という自信がもてたといいます。

毎晩、美しい音に触れることは、心も穏やかに整えてくれそうです。

■手紙を書く

メールが主流の世の中ですが、こんな時だからこそ、会えない家族や友人に手紙を書いて送ったという人も多いのです。22時以降はスマホをオフにし、キャンドルを焚きながら手紙を書く時間は自分自身が癒やされたといいます。

便せんや葉書を選ぶ時間も相手を思う大切な時間なので、心をあたためてくれそうです。

忙しい時は「緊急で重要なこと」をやるのに精一杯ですが、今は「重要だけど緊急でないものにとりかかるチャンス」かもしれません。一見、ムダだと思うことこそ心の栄養だと気づきます。

※ミニマムリッチ＝「上質なものを少しだけ」の意味です。日常の中での意識を少し上質に変えるだけで豊かになれます。

（ミニマムリッチコンサルタント　横田　真由子）

 

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