日常生活でよく食べるものが、実は体重の増加を加速させている場合があります。
管理栄養士の筆者が、痩せたい人が注意すべき身近な食材をご紹介します。
■痩せたい人が注意すべき身近な食材4つ
(1)シリアル
ヘルシーな印象があるシリアルですが、なかにははちみつや砂糖でコーティングされたものや、ドライフルーツ入りのものがあります。これらはカロリー&糖質の過剰摂取につながるため、食べ過ぎには要注意です。
シリアルを選ぶときは、ブラン(小麦ふすま)などが入っているものや、オーツ麦が原材料であるものを選びましょう。
どちらも「食物繊維」が豊富に含まれており、食後の血糖値上昇を抑制する働きがあるためダイエットに役立ちます。
(2)野菜チップス
シリアルと同様、野菜チップスも太りにくいイメージがありますが、これにも注意が必要です。
原材料に野菜が使われているものの油で揚げているため、食べ過ぎると脂質&カロリーの過剰摂取につながる場合があります。
控えめにする、あるいはノンフライのものを選ぶようにしましょう。
(3)ゼリー
ダイエット中に役立つゼリーも、フルーツゼリーやコーヒーゼリーは太る可能性が高いため注意してください。
フルーツがたくさん入っているゼリーや、甘いゼリーには、意外と多くの糖質が含まれていることがあります。
また、コーヒーゼリー自体はカロリーが少なくても、生クリームがトッピングされていたり、甘いソースやシロップがかけられたりしていることがあります。
ダイエット中にゼリーを食べるときは、なるべく材料がシンプルなものや寒天でできたものを選びましょう。
寒天に豊富に含まれる「食物繊維」には、血糖値上昇を抑えたり便秘を改善したりする働きがあるため、ダイエットに適していますよ。
(4)クリームチーズ&パルメザンチーズ
チーズには「タンパク質」や「カルシウム」が豊富なため、ダイエットに役立つ食材として知られていますよね。
しかし、クリームチーズとパルメザンチーズはカロリー&脂質量がとても多いため、ダイエット中は控えめにすると良いでしょう。
特に、パルメザンチーズは、パスタやサラダ、リゾットなどに振りかけることが多いため、料理に合うからといって使いすぎると太る原因につながってしまいます。
チーズを食べるのであれば、タンパク質が豊富だけれど脂質量が少ないナチュラルチーズやカッテージチーズを中心に食事に取り入れましょう。
ダイエットに良さそうだと思っている食材も、食べ過ぎたり日常的に食べていたりすると太る原因につながってしまいます。食材や商品の選び方で対策ができるため、ぜひ参考にしてみてくださいね。
(フリーランス管理栄養士 今井 尚美)
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