仕事や家事が忙しくて、運動不足になっていませんか?
体を動かす機会が少なくなると、加齢による筋肉量の減少を止められなくなり、太りやすい体に変化してしまいます。
現役パーソナルトレーナーである筆者が、痩せるために見直したい日常生活のポイントを紹介します。
■痩せるためには運動が必須
健康を維持したまま痩せるためには「運動」が必須となります。
ダイエットを成功させるためには、運動で消費カロリーを増やし、「消費カロリー>摂取カロリー」の状態を毎日キープし続ける必要があります。
食事制限だけで摂取カロリーを抑えても体重(体脂肪)は落ちますが、同時に筋肉量も落ちてしまうため、リバウンドしやすい体になってしまうのです。
また、運動不足の状態が続くと、加齢に伴う筋肉量の減少が進んで、「基礎代謝が下がる=痩せにくい体」になってしまいます。
若々しいスタイルを保つためにも、運動習慣を身につけましょう。
■運動量を無理せず増やせる日常生活のポイント3つ
いきなり運動習慣を身につけるといわれても、仕事や家事で忙しい場合、なかなか取り組むキッカケを作れません。
実は何気なく過ごしている日常生活にも、痩せるためのポイントが存在しています。
現役トレーナーの筆者が厳選したおすすめの習慣を3つ紹介します。
(1)階段を積極的に使う
普段エレベーターやエスカレーターを利用している方は、階段を積極的に活用してみましょう。ゆっくりと上るだけでも、1分で4kcal前後のカロリーを消費(体重50kgの場合)できます。
階段を上る動作は、太もも(大腿四頭筋、ハムストリングスやお尻(大殿筋)など下半身全体の筋肉が動員されやすい運動です。
筋肉量がアップすると、基礎代謝も上がるため、日常生活の何気ない動作でもカロリーを消費しやすい体に変化します。
(2)自転車で移動する
買い物や通勤で車を利用している方は、自転車移動に切り替えてみましょう。
自転車運動はランニングや筋トレと違い、日常生活に必要な買い物や通勤のついでに運動できるため、定期的に続けやすい運動です。
わずか10分で35kcalのカロリー(体重50kgの場合:みかん1個分)を消費できるため、ちょっとしたダイエット習慣にもつながります。
また、自転車で移動するとガソリン代も節約できるので、体にもお財布にも優しい行動といえるでしょう。
(3)掃除する頻度を増やす
自宅の掃除頻度を増やすのも、痩せるためには効果的です。
カーペット・フロア掃き、掃除機などを行う際の動作は、私たちの想像以上に消費カロリーが高く、約10分で26.3kcal(体重50kgの場合)ほどの消費ができます。そのため、痩せるための運動としておすすめです。
掃除の頻度が増えると、自宅の清潔さを今より保ちやすくなるため、一石二鳥の効果があります。
日常生活の「ちょっとした」動作を変えるだけでも、痩せやすい体にどんどん近づきます。成果を出すためには、毎日コツコツと継続する必要があります。無理のない範囲で「運動」を取り入れてみましょう。
(パーソナルトレーナー 渡邉 輝)
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