年齢とともに、「最近太りやすくなってきた」「思ったように体重が減らない」などでお悩みの人も多いのではないでしょうか。痩せるために運動をしたり食事を管理したりしようと思っても、忙しい40・50代は、時間を確保するのが難しいですよね。
ヘルス&ビューティーコンシェルジュの筆者が、痩せたい40・50代におすすめのカンタン耳ほぐしについてご紹介します。
■40・50代はどうして痩せにくいの?
そもそも、どうして年齢とともに痩せにくくなるのでしょう?
その理由として、加齢により日常生活で消費される基礎代謝が減るために「摂取エネルギー>消費エネルギー」となることや、40・50代のホルモンバランスの変化によるイライラなどから食欲が不安定になることなどが考えられます。
■痩せにくい!そんな40・50代におすすめの耳ツボほぐし
「ツボ」といえば足裏などが頭に浮かびやすいですが、実は耳には多くのツボがあり、その数は裏表合わせると、なんと300以上ともいわれています。
耳ツボほぐしは、目や肩といった日々の疲れをほぐしてくれたり、40・50代に嬉しいリフトアップといった美容面でも多くの作用が期待されています。
そして、何より仕事や家事の合間にどこでもできる手軽さは、忙しい40・50代にピッタリです。
■痩せ体質になりたい!おさえておきたい耳ツボはこれ
年齢と共に「痩せにくくなった!」 そんなお悩みの人に、おすすめの耳ツボをご紹介します。いつでも簡単にケアできるので、ぜひ覚えてくださいね。
それぞれの耳ツボの場所
A.神門(しんもん)
耳の上のほうにある「Y字型」の軟骨のくぼみのキワ付近にあります。
B.飢点(きてん)
耳の内側の突起の一番高い位置(図の「※目安ポイント!」部分)の斜め下くらいの位置です。
C.肺(はい)
耳の中にある平らな部分の中央付近にあり、耳の内側の突起の一番高い位置(図の「※目安ポイント!」部分)の延長線上あたりです。
■耳ツボのほぐし方
(1)耳や手を軽く拭き取り、清潔にしておきましょう。
(2)左右の耳を軽くつかんで、耳全体を10〜15秒ほどもみほぐします。
(3)耳が温まったら、「A.神門(しんもん)」のツボを人差し指と親指で挟んで、5〜10秒ほど軽くもみほぐします。
(4)次に、「B.飢点(きてん)」を人差し指や中指で5秒ほど軽く押します。
(5)最後に「C.肺(はい)」のツボを人差し指や中指で5秒ほど軽く押します。押しづらい時は綿棒などがあると便利です。
(6)2〜5を5回ほど繰り返します。
(7)最後に、親指と人差し指で耳全体を引っ張りながらもみほぐします。
※綿棒などがなく「C.肺(はい)」を押しづらい時は、ゆっくりと深呼吸しながら「A.神門(しんもん)」と「B.飢点(きてん)」をほぐすだけでもOKです。
仕事や家事・育児など、日々忙しく、ホルモンバランスの変化が起きやすい40・50代。時間も場所も選ばずできるカンタン耳ツボほぐしで、楽しく痩せ体質にしていきましょう。
(ヘルス&ビューティーコンシェルジュ 西川美佐子)
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【参考】
※更年期太りには、漢方薬がおすすめ?太くなる二の腕、ウエストを元に戻したい! – クラシエ
※中医学耳つぼ美容協会『耳つぼストーンセラピスト®︎講座テキスト』
※星野忠宏 編著『からだと耳のツボ療法 ニューハンドブック』(2001年)長生出版