「体重を落としても太ももが細くならない」「たるみがとれない」と感じている人は多いのではないでしょうか?
女性の体型改善専門パーソナルトレーナーの筆者が、体重を落としても中々痩せない太ももの原因と、スッキリさせるためのストレッチを紹介します。
■太ももが痩せない原因はむくみ
体重を落としても太ももが痩せない原因はむくみ。余計な水分が太ももに溜まることで、太ももが中々痩せにくくなるのです。
当たり前ですが体重が落ちると、基本的に体は細くなります。消費エネルギー量を多くすることで脂肪などが落ちて、体全体のサイズは小さくなります。
しかし、体内の水分は消費エネルギー量と関係なく増減します。何らかの原因で特定の部分に水分がたまると、体重は軽くなったのに、その部分だけ細くならないということが起こります。
ですから、太ももを細くするためには太もも周辺にむくみを溜めないことが大切なのです。
■運動不足がむくみの原因
太もものむくみの主な原因は運動不足。体全体のめぐりが悪くなり、下半身にむくみが溜まってしまうのです。
むくみは下半身の方に溜まりやすいと考えられます。なぜなら重力によって下の方に移動するから。夕方以降、足部がむくみでパンパンになるような事例を考えると、イメージしやすいでしょう。そこまで目立たないにしろ、太ももにも同じ現象が起こるのです。
下半身に溜まったむくみを解消するためには、筋肉を伸び縮みさせて体全体の血流を良くする必要があります。しかし、仕事で立ちっぱなしや座りっぱなしなど、同じ姿勢をとり続けることで、筋肉は伸び縮みされず血流も良くなりません。
立ちっぱなしの人は、太ももに力が入りっぱなしで血流が悪くなり、座りっぱなしの人は、太ももの裏が椅子に圧迫されて血流が悪くなってしまいます。
そのため、むくみをすっきりさせるためには、仕事の合間にストレッチをすることが効果的です。
■座ったまま太もものむくみをスッキリさせるストレッチ
座ったままできる、太もものむくみをスッキリさせるストレッチを紹介します。
(1)椅子に浅く腰掛け、右膝を伸ばしてつま先を立てます。膝は軽く曲がっていてOKです。
(2)息を吐きながら体を倒し、「左」手で右つま先を触りに行きます。触れなければ、伸ばせる範囲で伸ばします。
(3)ゆっくり呼吸をしながら30秒間キープします。
(4)終わったら反対側も同様に行います。
注意点
体を倒したときに、膝が曲がっていってしまってはNGです。最初の角度をキープすることがとても大切です。
太もものサイズは日常生活の過ごしかたに大きく影響されます。特にずっと同じ姿勢をとり続けていた場合、血流などが悪くなって体型崩れの原因になってしまうことがあります。仕事のちょっとした合間を利用して体を動かし美しいボディラインを作っていきましょう。
(パーソナルトレーナー 藤本 千晶)
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