手を変え品を変え、世の中に広まるダイエット・メソッドの数々。あなたもきっと、いくつかの方法にチャレンジされたことでしょう。
そこで、思ったような結果が得られていない場合、ひとつ試していただきたい方法があります。
今回は、筆者もただ今実践中である「禁酒ダイエット」の方法についてご紹介します。
■お酒を飲まなくなると、痩せやすくなるのはなぜ?
食事の際にお酒を飲まないと、食事の量が適正になりダイエット効果が見込めます。アルコールは食欲を増進させる作用があり、つい食べ過ぎてしまうのです。
さらに、お酒を飲まなくなると、糖質やカロリーをカットできます。中ジョッキの生ビール1杯は、お茶碗に軽く盛ったご飯のカロリーとほぼ同じなのです。
■むくみ解消効果も期待
お酒を飲むと濃い味の料理が食べたくなり、塩分を多くとってしまうものです。すると、身体の中では、体内の塩分濃度を一定にさせようとして、水分をためこみます。これがむくみの原因です。
お酒を飲まなくなると、自然と薄味の料理を美味しく感じられるようになります。よって、むくみやすいというお悩みの解消が期待できるのです。
■禁酒ダイエットの成功のための5カ条
(1)夕食は「無糖の炭酸水」とともに
ビールやハイボールが好きな方は、夕食に「無糖の炭酸水」を飲むといいでしょう。炭酸の刺激が飲酒への欲求をまぎらわせてくれます。
このとき、炭酸の飲み物が欲しいからといって、コーラなどの炭酸飲料を選ぶのはNGです。砂糖のとり過ぎとなり、かえって太りやすくなる恐れがあります。
(2)1日に1~2回は糖質をとる
お酒をやめると糖質の摂取量が大幅に減りますので、ご飯やパンなどの炭水化物がとても食べたくなる傾向にあります。ここで、徹底した糖質制限を無理に行うと、心にも身体にも負担をかけてしまいます。
ビタミンやミネラルが豊富な「玄米」や「全粒粉のパンやパスタ」を、1日に1~2回は食べましょう。玄米ご飯の糖質量は、お茶碗1杯分で約50g前後です。満足感も得られ、お酒を飲みたい気分が和らぐはずです。
(3)甘いものは「食物繊維」の多いものを
(2)と同様に、禁酒をしていると甘いものが食べたくなる場合があります。そんな時は、できるだけ「食物繊維」の多いものを選びましょう。デトックスにもつながり、ダイエットがスムーズにいくコツとなります。
おすすめは、果物、干し芋、ゆで小豆です。いずれも食べごたえがあり、食物繊維だけでなく「ビタミン」や「ミネラル」が豊富なこともポイントです。
(4)「ビタミンB群」をしっかりとる
禁酒をはじめるとそれがストレスとなり、イライラしてしまうこともあります。神経を健康に保つ効果のある「ビタミンB群」をしっかりとりましょう。
豆類、レバー、乳製品、各種の緑黄色野菜をバランスよくとってください。
(5)お酒は「特別な日」だけにする
毎日お酒を飲んでいた方は、お酒を日常的な飲み物と思わず、特別な日にいただくものと意識を変えてみてはいかがでしょうか。
「お祝い事」や「久しぶりの友達との再会の時」といったように、スペシャルな時間を過ごす時だけに飲むと決めるのがおすすめです。すると、自然とお酒との距離を置くことができるでしょう。
正しいダイエットとは、身体に無理をさせないことです。お酒をやめる、控えることは、心や身体にも負担をかけない自分にやさしいダイエットです。ぜひ、トライしてみてくださいね。
(ウエルネス&ビューティーライター ユウコ)
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